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らぶ・ぽーんっち!

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大塚愛 「LOVE PUNCH」

買ってしまいました。ええ、買ってしまいましたとも。




全然買う予定はなかったのですが、昨日の夜にアマゾンから2500円のギフト券が送られて来たのです。2500円とはかなり中途半端な金額・・・。しかも和書には使えないというよくわからん限定付き。いろいろ考えてみたのだけれど、今月はまた本の買いすぎでお金がないのでちょっとプラスして3000円くらいのものを買うしかないということになった。欲しい洋書は5000円ほどしてたので却下。こんなものこんなものも目にとまったけれど、ギャグにしかならんしなぁ、と思ってもちろん却下。というわけで、3000円は出さないだろうけど、+500円ならってことで前から気になってたものを買うことにしたのです。

・・・となぜかずいぶんと必死に言い訳をしておりますが、実は前から気になってました、大塚愛。弟がどこからか発見して来て、2人で盛り上がっていたのが今年のお正月。「さくらんぼ」をエンドレスリピートでかけてみたりして、一日に平均20回くらい2人で「いぇい!」とか「もーいっかーい!」とか言い合っておりました(分かる人だけ分かって(笑))。

でもそのうちそれなりに落ち着いてきて、ぼくの結論としては「これは流行らんだろう」と。キャッチーで頭を離れない感じなのだけれど、なんというか、キャッチー過ぎると思った。その時は「甘えんぼ」はまだ出てなくて、「桃ノ花ビラ」も聴いていなくて、「さくらんぼ」を聴いただけの判断だったわけだけれども、その時はそう思った。もちろん、個人的には結構気に入ったんだけど、その気に入り方も、「そ、そうきたか!そんな簡単な手にはおじさんだまされな、な、ないぞ・・・って悔しいけどやっぱりいいかも。」という感じで。ぼくですらそうなんだったら、マニア的には流行しても、一般受けはしないんじゃないかと思ったのだ。(そういえば、はじめてあややを見た時の印象もそんなだったかな。)

しかし、甘かった。オリコンのランキングが徐々に上がっていって。最初は悪い冗談くらいにしか思ってなかったんだけど(失礼)いつのまにかトップ10入りしちゃってほんとうに売れてしまったのね。

でも後からよくよく他の曲も聞いてみて分ったのは、「マニア向けかも」と思っていた当初の感触は誤解だったというコト。「さくらんぼ」しか聴いてなかったからだったのかも。他の曲もいろいろ聞いてみるといろんな一面を発見。はじけてる時は、「「ポップ」という言葉はこういう人のためにあるんだろうな」という気分にさせてくれる反面、割としっとり聴かせてくれる時もある。「さくらんぼ」が強烈だったから、最初は媚びてる感じなのかと思っていたのだけれど、全然そんなことはなくて、あくまでも自然体。当初思っていたよりも、女性ファンも多そう。いや、案外男性ファンよりも女性ファンの方が多かったりして。aikoあたりと重なる感じかな。

今回のアルバム自体についても、よく出来てると思った。だいたい売り出し中のひとの1stアルバムなんていうものはろくなものがなくて、だいたい売れ「ちゃった」シングル曲数枚分とおまけに曲入れておきましたよ?といった感じのものが多い中、最初から最後まで聴きごたえがある。当初は「桃ノ花ビラ」「さくらんぼ」「甘えんぼ」の3つさえ入っていればいいや、という感じだったのだけに嬉しい誤算。アルバムってやっぱりこうじゃなくちゃいけないと思うし、そう思わせるあたりが単なる一発屋じゃない「本物」の雰囲気を醸し出している気がする。今回のアルバムのジャケットでは色とりどりのゼリー・ビーンズをどっさりと持っているけど、まさにそういう人なのだろう。いろんな面を持っていて、とにかく色とりどりどっさりと才能に溢れた人。いいキャラしてるからテレビに出て来てもおもしろいし、これからしばらく期待しちゃっていいのではないでしょうかね。


[参考リンク] otsuka ai Official web Site

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2004年04月04日 00:13に投稿されたエントリのページです。

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